TSUKURIBITO
【移住の地網走での恩返し。5日間かけてつくるミルクグラッセの挑戦】

TSUKURIBITO <その土地で作る人々のSTORY>

移住の地、網走で恩返し。
5日間かけて作るミルクグラッセの挑戦

—Litten By Link Terrace

20代の頃、北海道一周自転車の旅で訪れた、網走の地。
ここにある風景、食べ物、人の魅力に強く惹きつけられ、移住を決意。
牧場、酪農で経験を積み、その仕事終わりに地元大学の社会人講座にも通った。
自分が惚れ込んだ「網走のモノ」にこだわったものづくりで、何か恩返しがしたい。
一念発起して0からの挑戦。そしてようやく誕生した「ミルクグラッセ」の作り人。

流氷の丘カンパニー 武内孝行さんのストーリーをご紹介!

出会い

取材にご対応頂いた武内さん。実は、リンクテラスとしては記念すべき初のインタビュー!ここに至ったご縁というのが、実はSNSでの紹介から。「地元の美味しいお菓子を紹介してください!」と発信したところ「網走の‶流氷の丘カンパニー”さんのお菓子は全部美味しい!」そんなコメントが何件も届きました。

「なんじゃそれ⁉聞いたことない」

急遽、実家の母へ購入&発送依頼
(そのサービスをMAMAZONと呼ぶ!)

 そして初めて食べたミルクグラッセは、その味と食感に、うちのスタッフと感動したのを今でも覚えています!

「是非紹介させてください!」とDMを送ったところ、快く承諾を戴くことができました。

取材訪問した際、「初めてご連絡したとき、私のこと怪しいやつと思いませんでした?」と伺うと、

「あー、最初は、営業なのかな~と思いましたけど、そうじゃなさそうだったので!来てくれるっていうし」と気さくな笑顔と、はつらつとした大きな声で取材を出迎えて下さった武内さんでした。

北海道移住、それから

流氷の丘カンパニーは原料調達、管理、製造、発送、経理など、一通りを武内さん1人がこなし、週3日のパートスタッフさんが袋詰め、梱包などを補佐しています。

その為、当日も作業の手を止めてもらい工房の中を見せていただきながらお話をお伺いさせていただきました。(ご協力感謝いたします!)

           惚れ込んだとは言え、縁がなかった土地に移住して、その土地で働くとか、独立するというのは難しくなかったのでしょうか?

移住から開業までの道のりをお伺いしました。

初めて網走に訪れた時に、「ここだ!」と一目惚れみたいな感じだったそうですが、それでもいきなり、「はい。移住」ということではなく、その後、実際に何度か足を運び、働く場所、住居をみつけ、下調べは念入りにされたそうです。

(実は、何度か訪れている最中に奥様と出会ったんですって♡映画のよう)

           でもでも、千葉から北海道ですよ?そしてオホーツク地方って…

地元出身の私がいうのもなんですが、冬めちゃくちゃ寒いですし、ほんとに生活の利便性も人づきあいも仕事内容も変わると思うのですが…と(地元をディスっているわけではありません!)。

           移住ギャップはなかったのでしょうか?

「なかったです!」と、大きな笑顔の武内さん。

           でも寒いですよね?

「それは寒いですよね~。冬は雪かきも大変です。けど、それ以外は本当に大丈夫。人がとっても優しい場所です。」と即答!

人の温かさって、距離や環境の違いを越えてしまうんですね!

食べる牛乳お菓子な牛乳かい⁉の誕生

さて、移住後、ユースホステルや牧場、酪農で地元産業での知見やネットワークを着実に築き上げていった武内さん。

牧場で働いていた2011年。地域のことを学びたい。地域の為に何かできることはないか?という気持ちから網走にある東京農業大学オホーツクキャンパスの社会人講座を受講し始めました。

牧場の仕事の後っていうのだから、本当に体力的にも大変そう…。

武内さんが参加していた「オホーツクものづくりビジネス地域創成塾」という社会人講座では、地域経済、産業について、文化など幅広く学びに様々な立場の社会人が参加。

新しい挑戦をするための具体的ヒントやアイデア、行動を起こせるだけの知識と情報を一通り得ることができるそう。この創成塾からは地元に多くの起業人を輩出しており、今でもこの卒業生のネットワークは強く地元産業を盛り上げる中心メンバーの強い絆となっているようです。

武内さんは2年の講座を終了後、更に、MBAコースを1年受講。

そこで地元の牛乳とビート糖を使って、地元で加工した今までにないお菓子「ミルクグラッセ」を開発しました!

生産者のジレンマ

ミルクグラッセ、スコーン、ジャムと流氷の丘カンパニーの作る商品は美味しい!

そんな口コミも広がり網走市のふるさと納税返礼品にも選定。

流氷の丘カンパニーは網走のお菓子ブランドのひとつとして確実に成長をとげています。

しかし、もともと武内さんには網走の、広く言うとオホーツク地方としてのブランドが確立されていないことに課題を大きく感じていました。

北海道のお土産といえば「六花亭」「ロイズ」「白い恋人」…みんなが知ってるブランドは札幌、帯広のもの。

           オホーツク地方のお土産って?ここに昔から不満がありました。いいものがあるのに、どうもブランド化できていない。とても残念。

そう語る武内さん。

網走という場所はとても挑戦しやすい開放的な場所です。なので、やりやすさはありますが、生産者がものを作りながら、それ以外の販売や販促までこなすのはかなり大変。

みんながそういう状況で、地域一丸となってブランドづくりをするためには、時間が足りない。

つまりコミュニケーションがとれない。

そういうジレンマがあるんですね。魅力ある商品があるのに、地域でまとまれない。生産者それぞれが単体で勝負している状態が今のオホーツク地方の課題だと感じているそうです。

そしてこれからの挑戦

課題を感じながらも、それを解消すべく立ち上がって実行してきた武内さん。地元に対する大きな愛情と行動に移せる勇気のある方です!

現状の運営についての課題も伺ってみました。

やはり、一通りを自分でこなさなくてはならないところ。やりがいもあるのですが、+アルファをやるには時間がどうしても不足しています。生産体制も今は量産が出来ない状況なので、もどかしいところです。

そう語る武内さんの1週間は、近くの牧場から牛乳を分けてもらいに行くところから、一人ですべての商品を作りあげるタイムスケジュールが決まっています。

自分が止まると、お菓子作りが止まってしまう。時間がかかるミルクグラッセだからこそ製造時間に穴をあけることができない。そして、スモールスタートの工房は、専用の機材ではなく他の製造に使われる機材を転用してお菓子作りを行っています。

色々なところに工夫があり、今の生産体制をつくっているのですね。それでも、今自分に出来ることを精一杯やり続ける。一歩でも確実に前に進む姿は、私自身もとても背筋が伸びる思いがしました。

今はまだ売り上げも少なく、スタッフも2名だけ。今後はもっと会社を大きくして、地域を元気にできることを目標に頑張ります!

最後にそう語ってくださった武内さん。

移住の地が地元になり、地元の為に作りつづける人。リンクテラスはこれからも応援します!

課題を感じながらも、それを解消すべく立ち上がって実行してきた武内さん。地元に対する大きな愛情と行動に移せる勇気のある方です!

現状の運営についての課題も伺ってみました。

やはり、一通りを自分でこなさなくてはならないところ。やりがいもあるのですが、+アルファをやるには時間がどうしても不足しています。生産体制も今は量産が出来ない状況なので、もどかしいところです。

そう語る武内さんの1週間は、近くの牧場から牛乳を分けてもらいに行くところから、一人ですべての商品を作りあげるタイムスケジュールが決まっています。

自分が止まると、お菓子作りが止まってしまう。時間がかかるミルクグラッセだからこそ製造時間に穴をあけることができない。
そして、スモールスタートの工房は、専用の機材ではなく他の製造に使われる機材を転用してお菓子作りを行っています。

色々なところに工夫があり、今の生産体制をつくっているのですね。
それでも、今自分に出来ることを精一杯やり続ける。
一歩でも確実に前に進む姿は、私自身もとても背筋が伸びる思いがしました。

今はまだ売り上げも少なく、スタッフも2名だけ。今後はもっと会社を大きくして、地域を元気にできることを目標に頑張ります!

最後にそう語ってくださった武内さん。

移住の地が地元になり、地元の為に作りつづける人。

リンクテラスはこれからも応援します!

武内 孝行(たけうち たかゆき)

1970年、千葉県船橋市出身。生涯自転車で食べていこう、本気でそう思って日本全国を自転車で縦断。各地を巡った中で「網走」の魅力にはまり、移住を決意。牧場、酪農で経験を積み、地元産業の知見を深めつつ、2013年創業、翌年、網走市大曲に「流氷の丘カンパニー」の工房を構える。

出来る限り網走・オホーツク地方の原料を使うことにこだわった商品づくりをしており、食べる牛乳「お菓子な牛乳かい⁈」や網走プレミアムスコーン、流氷ミルクジャムは道内の道の駅やセレクトショップ、オホーツク地域の観光施設、自社ECサイトの他、東京浅草にある「まるごと日本」などでも購入可。また、網走市のふるさと納税返礼品としても採用されている。

流氷の丘カンパニー

093-0045
網走市大曲47-1

https://www.ryuuhyou.com/

流氷の丘カンパニーの代名詞ともなる、ミルクグラッセ「お菓子な牛乳かい⁉」。牛乳を仕入れてから、製品になるまで5日間もかかる。一人での手作業のため、量産が難しいのが悩みどころ。 ミルクグラッセは網走のビート糖を使い、ホロホロっと口の中で崩れる食感が何とも珍しい。ミルクとビートの甘さをほっこり感じられる美味しい不思議な食べる牛乳です。

網走プレミアムスコーン(5種)。網走・オホーツクの小麦を出来るだけ使い、たっぷりのバターとビート糖で焼き上げたざっくり食感のスコーン。とにかく素材の風味が感じられる甘すぎない美味しさ。下写真の流氷ミルクジャムをつけるとよりデザート感がでます。味はプレーン、いちご、塩、しじみ醤油、倉繁醤油の5種。スコーンに醤油?と驚きますが、考えてみればスコーンの濃厚バターと混ざって、バター醤油味!醤油の香ばしさ香るスコーン。是非試してみて。

流氷ミルクジャム(2種)。プレーンと黒ビートを使ってコクがあるミルクジャムがある。スプレッドのように塗りやすく、熱々のトーストにつけるとジュワ~としみいります。朝食のテーブルにこのジャム一つあるだけで何だか幸せ度が一気にアップ。

現在開発中の流氷チーズ。熟成にワインセラーを利用して試作中。網走・オホーツクのブランドが成長すべく、日々研究を重ねる武内さんでした。

TSUKURIBITO
【移住の地網走での恩返し。5日間かけてつくるミルクグラッセの挑戦】

TSUKURIBITO 
<その土地で作る人々のSTORY>

移住の地、網走で恩返し。
5日間かけて作るミルクグラッセの挑戦

—Litten By Link Terrace

20代の頃、北海道一周自転車の旅で訪れた、網走の地。
ここにある風景、食べ物、人の魅力に強く惹きつけられ、移住を決意。
牧場、酪農で経験を積み、その仕事終わりに地元大学の社会人講座にも通った。
自分が惚れ込んだ「網走のモノ」にこだわったものづくりで、何か恩返しがしたい。
一念発起して0からの挑戦。そしてようやく誕生した「ミルクグラッセ」の作り人。

流氷の丘カンパニー 武内孝行さんのストーリーをご紹介!

出会い

取材にご対応頂いた武内さん。実は、リンクテラスとしては記念すべき初のインタビュー!ここに至ったご縁というのが、実はSNSでの紹介から。「地元の美味しいお菓子を紹介してください!」と発信したところ「網走の‶流氷の丘カンパニー”さんのお菓子は全部美味しい!」そんなコメントが何件も届きました。

「なんじゃそれ⁉聞いたことない」

急遽、実家の母へ購入&発送依頼
(そのサービスをMAMAZONと呼ぶ!)

 そして初めて食べたミルクグラッセは、その味と食感に、うちのスタッフと感動したのを今でも覚えています!

「是非紹介させてください!」とDMを送ったところ、快く承諾を戴くことができました。

取材訪問した際、「初めてご連絡したとき、私のこと怪しいやつと思いませんでした?」と伺うと、

「あー、最初は、営業なのかな~と思いましたけど、そうじゃなさそうだったので!来てくれるっていうし」と気さくな笑顔と、はつらつとした大きな声で取材を出迎えて下さった武内さんでした。

北海道移住、それから

流氷の丘カンパニーは原料調達、管理、製造、発送、経理など、一通りを武内さん1人がこなし、週3日のパートスタッフさんが袋詰め、梱包などを補佐しています。

その為、当日も作業の手を止めてもらい工房の中を見せていただきながらお話をお伺いさせていただきました。
(ご協力感謝いたします!)

           惚れ込んだとは言え、縁がなかった土地に移住して、その土地で働くとか、独立するというのは難しくなかったのでしょうか?

移住から開業までの道のりをお伺いしました。

初めて網走に訪れた時に、「ここだ!」と一目惚れみたいな感じだったそうですが、それでもいきなり、「はい。移住」ということではなく、その後、実際に何度か足を運び、働く場所、住居をみつけ、下調べは念入りにされたそうです。

(実は、何度か訪れている最中に奥様と出会ったんですって♡映画のよう)

           でもでも、千葉から北海道ですよ?そしてオホーツク地方って…

地元出身の私がいうのもなんですが、冬めちゃくちゃ寒いですし、ほんとに生活の利便性も人づきあいも仕事内容も変わると思うのですが…と(地元をディスっているわけではありません!)。

           移住ギャップはなかったのでしょうか?

「なかったです!」と、大きな笑顔の武内さん。

           でも寒いですよね?

「それは寒いですよね~。冬は雪かきも大変です。けど、それ以外は本当に大丈夫。人がとっても優しい場所です。」と即答!

人の温かさって、距離や環境の違いを越えてしまうんですね!

食べる牛乳お菓子な牛乳かい⁉
の誕生

さて、移住後、ユースホステルや牧場、酪農で地元産業での知見やネットワークを着実に築き上げていった武内さん。

牧場で働いていた2011年。地域のことを学びたい。地域の為に何かできることはないか?という気持ちから網走にある東京農業大学オホーツクキャンパスの社会人講座を受講し始めました。

牧場の仕事の後っていうのだから、本当に体力的にも大変そう…。

武内さんが参加していた「オホーツクものづくりビジネス地域創成塾」という社会人講座では、地域経済、産業について、文化など幅広く学びに様々な立場の社会人が参加。

新しい挑戦をするための具体的ヒントやアイデア、行動を起こせるだけの知識と情報を一通り得ることができるそう。この創成塾からは地元に多くの起業人を輩出しており、今でもこの卒業生のネットワークは強く地元産業を盛り上げる中心メンバーの強い絆となっているようです。

武内さんは2年の講座を終了後、更に、MBAコースを1年受講。

そこで地元の牛乳とビート糖を使って、地元で加工した今までにないお菓子「ミルクグラッセ」を開発しました!

生産者のジレンマ

ミルクグラッセ、スコーン、ジャムと流氷の丘カンパニーの作る商品は美味しい!

そんな口コミも広がり網走市のふるさと納税返礼品にも選定。

流氷の丘カンパニーは網走のお菓子ブランドのひとつとして確実に成長をとげています。

しかし、もともと武内さんには網走の、広く言うとオホーツク地方としてのブランドが確立されていないことに課題を大きく感じていました。

北海道のお土産といえば「六花亭」「ロイズ」「白い恋人」…みんなが知ってるブランドは札幌、帯広のもの。

           オホーツク地方のお土産って?

ここに昔から不満がありました。いいものがあるのに、どうもブランド化できていない。とても残念。

そう語る武内さん。

網走という場所はとても挑戦しやすい開放的な場所です。なので、やりやすさはありますが、生産者がものを作りながら、それ以外の販売や販促までこなすのはかなり大変。

みんながそういう状況で、地域一丸となってブランドづくりをするためには、時間が足りない。

つまりコミュニケーションがとれない。

そういうジレンマがあるんですね。魅力ある商品があるのに、地域でまとまれない。生産者それぞれが単体で勝負している状態が今のオホーツク地方の課題だと感じているそうです。

そしてこれからの挑戦

課題を感じながらも、それを解消すべく立ち上がって実行してきた武内さん。地元に対する大きな愛情と行動に移せる勇気のある方です!

現状の運営についての課題も伺ってみました。

やはり、一通りを自分でこなさなくてはならないところ。やりがいもあるのですが、+アルファをやるには時間がどうしても不足しています。生産体制も今は量産が出来ない状況なので、もどかしいところです。

そう語る武内さんの1週間は、近くの牧場から牛乳を分けてもらいに行くところから、一人ですべての商品を作りあげるタイムスケジュールが決まっています。

自分が止まると、お菓子作りが止まってしまう。時間がかかるミルクグラッセだからこそ製造時間に穴をあけることができない。そして、スモールスタートの工房は、専用の機材ではなく他の製造に使われる機材を転用してお菓子作りを行っています。

色々なところに工夫があり、今の生産体制をつくっているのですね。それでも、今自分に出来ることを精一杯やり続ける。一歩でも確実に前に進む姿は、私自身もとても背筋が伸びる思いがしました。

今はまだ売り上げも少なく、スタッフも2名だけ。今後はもっと会社を大きくして、地域を元気にできることを目標に頑張ります!

最後にそう語ってくださった武内さん。

移住の地が地元になり、地元の為に作りつづける人。リンクテラスはこれからも応援します!

課題を感じながらも、それを解消すべく立ち上がって実行してきた武内さん。地元に対する大きな愛情と行動に移せる勇気のある方です!

現状の運営についての課題も伺ってみました。

やはり、一通りを自分でこなさなくてはならないところ。やりがいもあるのですが、+アルファをやるには時間がどうしても不足しています。生産体制も今は量産が出来ない状況なので、もどかしいところです。

そう語る武内さんの1週間は、近くの牧場から牛乳を分けてもらいに行くところから、一人ですべての商品を作りあげるタイムスケジュールが決まっています。

自分が止まると、お菓子作りが止まってしまう。時間がかかるミルクグラッセだからこそ製造時間に穴をあけることができない。
そして、スモールスタートの工房は、専用の機材ではなく他の製造に使われる機材を転用してお菓子作りを行っています。

色々なところに工夫があり、今の生産体制をつくっているのですね。
それでも、今自分に出来ることを精一杯やり続ける。
一歩でも確実に前に進む姿は、私自身もとても背筋が伸びる思いがしました。

今はまだ売り上げも少なく、スタッフも2名だけ。今後はもっと会社を大きくして、地域を元気にできることを目標に頑張ります!

最後にそう語ってくださった武内さん。

移住の地が地元になり、地元の為に作りつづける人。

リンクテラスはこれからも応援します!

武内 孝行(たけうち たかゆき)

1970年、千葉県船橋市出身。生涯自転車で食べていこう、本気でそう思って日本全国を自転車で縦断。各地を巡った中で「網走」の魅力にはまり、移住を決意。牧場、酪農で経験を積み、地元産業の知見を深めつつ、2013年創業、翌年、網走市大曲に「流氷の丘カンパニー」の工房を構える。

出来る限り網走・オホーツク地方の原料を使うことにこだわった商品づくりをしており、食べる牛乳「お菓子な牛乳かい⁈」や網走プレミアムスコーン、流氷ミルクジャムは道内の道の駅やセレクトショップ、オホーツク地域の観光施設、自社ECサイトの他、東京浅草にある「まるごと日本」などでも購入可。また、網走市のふるさと納税返礼品としても採用されている。

流氷の丘カンパニー

093-0045
網走市大曲47-1

https://www.ryuuhyou.com/

流氷の丘カンパニーの代名詞ともなる、ミルクグラッセ「お菓子な牛乳かい⁉」。牛乳を仕入れてから、製品になるまで5日間もかかる。一人での手作業のため、量産が難しいのが悩みどころ。 ミルクグラッセは網走のビート糖を使い、ホロホロっと口の中で崩れる食感が何とも珍しい。ミルクとビートの甘さをほっこり感じられる美味しい不思議な食べる牛乳です。

網走プレミアムスコーン(5種)。網走・オホーツクの小麦を出来るだけ使い、たっぷりのバターとビート糖で焼き上げたざっくり食感のスコーン。とにかく素材の風味が感じられる甘すぎない美味しさ。下写真の流氷ミルクジャムをつけるとよりデザート感がでます。味はプレーン、いちご、塩、しじみ醤油、倉繁醤油の5種。スコーンに醤油?と驚きますが、考えてみればスコーンの濃厚バターと混ざって、バター醤油味!醤油の香ばしさ香るスコーン。是非試してみて。

流氷ミルクジャム(2種)。プレーンと黒ビートを使ってコクがあるミルクジャムがある。スプレッドのように塗りやすく、熱々のトーストにつけるとジュワ~としみいります。朝食のテーブルにこのジャム一つあるだけで何だか幸せ度が一気にアップ。

現在開発中の流氷チーズ。熟成にワインセラーを利用して試作中。網走・オホーツクのブランドが成長すべく、日々研究を重ねる武内さんでした。